”日本では間違いは嫌われる”

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 興味深い記事を見つけたので、今日はそちらの紹介から。

「日本では間違いは嫌われる」 元Jリーグ監督ロティーナ氏が“ミスへの意識”に見解

 紹介の記事はサッカーでの話ですが、勉強に関しても全く同じですね。『間違い』や『ミス』を嫌う子はすごく多いです。

・「もしかして、コレかな?」と思っても書かない。

・間違ったものは最初から最後まで全て消す

・質問されても沈黙で押し通す。

 こういう子はすごく多いです。
 間違いを犯さないもっとも簡単な方法は『挑戦しないこと』。今の自分には少々難しいだろうと思えることには、一切挑まなければいい。今の自分でも簡単にできてしまうであろうことだけやっていれば、間違う・ミスする・失敗する、そういったことは起こりにくい。しかし、それは同時に成長のきっかけさえ放棄してるんですよね。今できることだけやってても、何も新しいことは身に付きません。それは単純に言ってしまえば、成長していないということ。

 おそらく、世界で最も『間違い・失敗』を繰り返した人というのは、世紀の大発見をした学者か、世紀の大発明をした発明家じゃないかな、なんて個人的には思います。新たなことを成し遂げるとは、陰に隠れた途方もない数の『間違い・失敗』に支えられていると思うんです。

 勉強に関しても、成績が急激に伸びていく子というのは、例外なく間違いを恐れません。最初は嫌がるそぶりがあっても、だんだんと気にしなくなってるのが分かります。自然とノートには間違った過程がたくさん残り、消しゴムを使う回数は減っていくんですよね。

 『間違い』と一言で言っても、その内実は様々です。単純な計算ミス、問題の読み違いなどの本当はできていた系の間違いもありますし、そもそも間違って(勘違いして)覚えてしまっていることもあるでしょうし、その問題を解くのに知識が足りていないことだってあります。『間違い』はお宝です。自分のできないことを正確に反映してくれます。だから間違っても別に構わないし、間違ったものは消したりせずに、大事にとっておかなきゃいけない。

・何ができていないせいで間違うのか。

・何を勘違いしているから間違うのか。

・何が足りないから間違うのか。

・自分にはどんな癖があってミスを誘発してるのか。

 きちんと自分の間違いと向き合えば、それは将来の成功や成長に間違いなくつながるんです。間違っても、ミスしても、失敗しても別にいいんですよ。果敢に挑戦して、コテンパンにやられちゃえばいい。問題はそのあと。大切なのは、その間違い・失敗をいかに次につなげる行動がとれるかです。

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