こんなものがニュースになってましたね。
塗るだけで痩せる、根拠なし 消費者庁が措置命令【朝日新聞DIGITAL】
ウンウン。普通に考えれば、当たり前じゃないですか。痩せるってことは、カロリーを消費するか、もしくは栄養を吸収(摂取)しないかのどっちかですよね?だから、一般的にダイエットと言えば、運動&食事制限な訳ですよ。それがクリームを塗れば痩せる?クリームが体内のカロリーを消費するってことでしょうか。はたまた、食べても栄養を吸収しないように内臓に影響するってことでしょうか。どっちにしても、かなり危険な薬品感が拭えませんね。さらには塗ったところに部分的にはたらく?塩酸に入れた金属が溶けるように、物理的に脂肪を溶かしてるってことでしょうか?さらに危険度UP。実際にそんなことが起こるのなら、100パー危ないクスリでしょう。
ちょっと冷静に考えれば分かりそうなのに、結構な人たちが騙されて買ってるんですよね。まあ、世に蔓延る詐欺の類って、ほとんどが「ウソだって分かりそうなのに…騙される人いるんだね。」って話なんですよね。今回のような、生活に影響を及ぼすような高額商品でない場合は、「まあ、騙されたと思って1回だけ…」って人も多いのかもしれません。
個人的にはダイエット系の商品ってほとんどマユツバだと思ってます。さっきも書いた通り、消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすかの単純な2択なワケで、そうなると運動や食事制限とは切っても切り離せないと思うんですよ。だから、効率的なカロリー消費を促す運動器具とかしかありえないんじゃないかなって。栄養吸収を抑える系は、やり過ぎれば体調不良に直結しますから、劇的な効果を生む薬は、仮にできたとしても認可が下りないんじゃないかと。だから、厚労省のお墨付きである「特定栄養補助食品」でさえ、効果は目で見て分かるはずないと思ってます。まあ、あくまでも個人の見解ですが。

何度も書いてきたことですが、勉強に関してもダイエットと一緒です。成績を上げようと思ったら、最低でも学習の「質」か学習の「量」か、どちらかは変えないといけません。つまり、塾に通ったところで、学校や塾の授業もまともに聞かないし、家での学習をしてるわけでもない、では成績はピクリとも動きません。「塾通い」の事実だけで満足しちゃうと結果は出ないということです。
塾なんて所詮は学習を「間接的に」サポートする機関です。別に生徒の脳ミソに「直接」何かできるわけじゃありません。だから、本人に最低限の「ヤル気・意欲」は必要だと思ってます。最低限の「ヤル気・意欲」とは、指示されたことぐらいはキチンとやるとか、その1回で理解できるかできないかは別として、授業(話)はきちんと傾聴するとか、程度のことです。
「勉強大好き!」って子は少ないので、どこかで嫌々やってるのは仕方のないことかと思いますが、それでも、やらないといけないこと(宿題やテスト勉強)や、やらなきゃいけない時間(学校や塾の授業)は、手を抜かず、ズルをせずやるってことは必要ですね。「どうせ聞いても分からない。」とか「どうせやってもできない。」なんて愚痴のようなものは、よく聞こえてきますけど、「分からない」「できない」自覚があるにも関わらず、手を抜いちゃうって、ソレはもはや追いつく気などないということでしょう。「分からない」「できない」自覚があるなら、やるしかないでしょう。普通に皆がやってるように授業を聴いて、普通にみんながやってる程度の学習時間は確保しなきゃいけませんね。ソレをやってるのなら、塾に「サポート」できることがあると思います。
どこまで戻ってやった方がいいのか、普段家で一人でできることは何なのか、今やってる無駄な事、逆に今足りていない必要な事、そういうアドバイスできますよ。分からないなら質問にだって答えますし、授業外の時間にも限度はあれど、本人からの申し出なら喜んで付き合いますよ。学習に必要な教材だって適切なレベルのものを探して準備しますし、家でやれないって子には自習できる環境だって揃ってます。でも、こういうことは全て本人が「意欲的に」使うか使わないか次第なんですよね。
塗るだけで痩せるクリームが無いように、通っただけで成績が上がる塾もありません。最終的には本人の頑張りが必ず必要です。運動したり食べるのを我慢して痩せるように、勉強したり遊ぶのを我慢して成績上げるしかありません。ただ、それを1人でやるよりは、効率的にできるようにサポートしますよってね。
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