3学期終了!

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 いよいよ今日が3学期最後の授業日。明日からは春期講習に入る。と言っても、特に何かが変わるわけでは無いんだけど・・・
 なにはともあれ、昨日は中2の最後の授業で、明日からは新中3生の授業ということになる。と言っても、特に何かが変わるわけでは無いんだけど・・・

 特に何かが変わるわけでは無いんだけど、一応学年最後の授業だし、昨日の授業でいくつか気になることもあって、チョット話をすることにしたんだけども。

 中1生もそうなんだけど、中2生は3月入ってからは教科書内容も終わっちゃって、理社は各都道府県の公立入試過去問を解いてもらってたんだけど、解いてもらってる時も解説してる時も、人それぞれ取り組み方ってのが違うのよね。そりゃまあ当然なんだけども、フツーに問題解くんじゃなく「過去問」なんだよね。ソコに対する反応がある子ない子いる訳で、ソレって結構大きな差じゃないのかなぁって思うんですよね。で、その辺を昨日お話したわけです。

 佐賀県のモノじゃなく、47都道府県の過去問がまざったモノにしたんだけど、とは言っても「過去問」は過去問なので、言わば彼らが1年後に闘うことになる『敵』なわけですよ。そんなものを目の前にして無反応は、現状きっと、自分が受験生になるって意識がないってことだと思うんですよね。受験って『ヨーイドン』で始まるわけではないので、本人にその意識が芽生えれば、他の子達より先にスタートできちゃうわけです。受験って長距離、マラソンに例えられたりしますが、そりゃあフライングなしで先にスタートできりゃあ有利極まりないですよ。入試直前に猛烈にスパートかけて追いつこうとする子は毎年いますが、何といっても入試においては「先行逃げ切り」が断然有利です。

 で、そういう意識でいることができてるのなら、入試問題ですから普段やってるモノよりは少々難しいんですけど、だからって投げやりにはならないと思うんです。てか、なっちゃいけない。今の自分の力がどれくらい通用するのか存分に試してみるべきですね。仮にバツばっかでも不合格になるわけでもないですし、実力試しですよ。当たって砕けりゃいいんです。で、解説の時に逐一言ってはいたんですが、解説訊いてみりゃ案外解けたかもって問題多いんですよ。そういうところから次回できるようになるように仕上げていけばいいんですよ。それで十分すぎるくらい成長していけます。

 さらにですね、休み時間にチョロッと漏れ聞こえてきちゃったんですよね。「英語の勉強の仕方が分からない。」って。よく聞きますね。「勉強の仕方が分からない。」って。で、こちらもアドバイスするわけです。昨日は英語の話でしたから「とにかく単語覚えればいいやん。」すると「いやぁ・・・それは・・・」となるわけですね。
 「勉強の仕方が分からない。」ってフレーズは本当によく耳にするんですが、大抵の場合「そもそも勉強しようとしてない。」んですよね。だから、アドバイスしても実践されないまま終わっちゃう。そんで、数か月後にまた「勉強の仕方が分からない。」ってなるんですよね。
 昨日は、そういう話も含め、単語の覚え方の話まで一通り話をしましたが、本音を言えばそういうことも自分で悪戦苦闘して見つけた方が定着しやすいと思いますし、そういうやり方をする目的・利点ってのもよく分かると思うんですよ。ホントはね。

 世の中にはハウツー本の類って山のように出回ってますし、塾にしても、そういうことを指導することが仕事の一部な訳ですが、結局のところ、自分で実践の中で見つけたものが最強ですよね。ただ、それには時間がかかるから、そこを短縮してしまおうって目論見から、ハウツー本やら各種教室があるんですけど。普段そういうことを仕事にしてますからそういう経験だらけなんですが、まあ伝わらないんですよね。いくらいいことであっても、本で読んだり人から聞いたりしただけでは、何の役にも立たない訳で、その行為の目的を理解し、必要性を感じて実践されて、初めて成果を生むんですよね。ここで肝心なのは「目的」や「必要性」の部分ですね。

 例えば、漢字の書き取りなんて、やり方はかなり工夫が施されてますね。昔は「漢字ドリル見て、1ページ書いてくる」って指示だけだったので、同じ漢字をただひたすら1行ずつ書いてたものが、そこに先生が準備した「お手本通りに書くこと」と指示が追加されたことで、意味が分かるように送り仮名を含めた形で書くようになり、さらに文章で使い方まで分かるようになって、最近は読み仮名と送り仮名を先に書いて、テスト形式で漢字を埋めていくなんて方法も先生の指示なのか、散見されるようになりました。同じ1ページ漢字を書くにしても、そこから得られる成果は段違いだと思います。
 でもね・・・じゃあ小学生の漢字の力って上昇傾向かって問われると、そうでもないんですよね。方法的にはかなり研ぎ澄まされてきてると思うんですが、結果が伴ってない。その理由が、まさに「目的の理解」ってところにあると思うんです。要は先生が必死に考えて方法に磨きをかけても、子供たちは「何故そんな方法で書くのか」理解してないんですよね。さらに言えばそもそも「何故そんなに漢字の練習ばかりさせられるのか」さえ分かってない可能性もありますし、そこに必要性も感じてないでしょう。同じように真面目に宿題をしてくる子であっても、こういうところに違いで出す成果は変わってるんじゃないでしょうか。

 長くなっちゃいましたけど、そんな話をしたというお話。

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