えっと、先に書いておきますね。今日は何も調べてません(というか、調べられない)し、結論は出てませんので、あしからず。
昨日の『定員減で倍率上がるって言われるけどホントに上がるか調べてみたー』を調べててふと思ったことを、つらつらと書いていきます。今日は完全に僕の推測です。
昨日の件同様に、志望校選定にあたってよく言われることに「ギリギリで合格しても、ついていけなくて底辺を彷徨うことになるから、一つ志望校下げて余裕を持って入学した方がイイ。」ってのがあります。そう聞くともっともらしいんですが、本当なのかなと…
というのも、『正規分布』というのがあってですね。コレなんですが…

横軸が得点(偏差値)で右に行くほど高くなり、縦軸が人数で上に行くほど多くなります。実際にはこんなにきれいに左右対称にはならないでしょうが、おおよそ受験者の得点分布ってこんな感じなんですよね。実際のデータをココには載せれないんですけど、模試のデータなんかでも、ある程度の母集団(受験者)があれば、割ときれいにこういう形になってます。
佐賀県の場合は、県平均で1.1~1.2倍程度の倍率ですから、受験者のうちのおよそ10%程度が不合格になる計算です。ということは上のグラフで言えば、-2αと-1αの間にボーダーラインが来るような形です。同じ点数で何人もがひしめき合ってるところなんですよね。「ギリギリで合格しても、ついていけなくて底辺を彷徨うことになるから・・・」って話を聞くと自分が-3αの左にいるような錯覚を覚えると思うんですよ。でも実際にはそんなことは無くて、5点ほど幅を取ると、それこそ数十人がひしめき合ってるような感じなんですよね。5点って言えば、勘で記号問題が当たった外れたでひっくり返っちゃう程度の差で、実力差なんて無いに等しいところですよ。
さらに、倍率が1.5倍を超えるような学校になると、不合格者が30%と少しですから、-1αと0の間の最もボリュームのあるゾーンにボーダーラインが引かれることになります。ボーダー周辺はますますダンゴ状態です。
そうなると、入試時点での得点なんて有って無いようなもので、入学までの3月の過ごし方だけでも簡単にひっくり返せちゃう程度の差でしかありません。結局は合格決定後の勝負なんですよ。合格して気を緩めて、中学時同様に高1・高2の時期を遊びまくって過ごせば、高3で逆転は難しいでしょうね。逆に、「自分はギリギリで入ったのだ。」と自覚を持って努力を続ければ、高1の終わりまで待つこともなく真ん中より上にいられるんじゃないでしょうか。
逆にギリギリ入学が危ないケースもあると思うんです。それは「定員割れ」でのギリギリ入学です。定員割れしてることをいいことに、大して勉強もせずに普段のボーダーには遠く及ばない点数で上がっちゃう子もいます。このパターンは危険ですね。理由は、普段なら合格できないはずの-3αよりも左側にいるのに合格してる可能性が高いからです。
統計とかの知識を活用して考えるとこんな感じです。推測の域を出ないんですけどね。各県立高校が入試得点での最上位10名、中央値付近10名、最下位10名の、その後の卒業までの成績の推移でも出してくれればいいんですけどね。
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