ふとカレンダーを見ると、昨日で県立一般選抜まで残り30日だった。今日で残り29日。遂に30日を切ってしまった。
最近は、中3生保護者様との最後の面談をやっているのだが、そこでも「早いような遅いような」なんて感じで、交錯した感情が吐露される。この時期は「早く終わって解放されたい」気持ちと「もう少し時間が欲しい」気持ちの交錯する時期。解放されたい気持ちと実際に決着をつける不安、生徒たちも同じことを思ってるだろう。僕としても早く入試が終わって、休みをもらってゆっくりしたい気持ちもあるし、ジリジリと追い上げてる子を見れば、もっと時間が欲しいと思う。どんな心持ちでいたところで残り30日を切った今、あっという間に入試当日が訪れるのは間違いない。
自分自身が受験するわけでもないのに、保護者の皆様はジリジリと身を焼かれる思いで日々を過ごされている。それが面談で伝わってくる。「受験生はもっと親に感謝しろ。親に心配かけないようにしろ。」なんて想いが心に強く浮かぶようになったのは、自分も子を持つ立場になったからだろうか。若いときに比べ、やはり保護者の方々の心情寄りの気持ちになることが増えた気がする。
自分が受験生の時は…ウチの親は心配してたのだろうか?身を焼かれる思いでいたのだろうか?自分の心配をよそに普段通りを離れない僕にイライラしてたのだろうか?・・・サッパリそんな印象はない(笑)高校受験の時も大学受験の時も、特に変わった様子は無かったような。合格祈願に行ったとか、お守り買ってきたとか、そんな様子も無かった気がするが。心配してなかったのか??きっと僕が未熟で気付きもしなかったのだろう。うん、そういうことにしておこう(笑)きっと、子供の内は、みんな気づけないんだ。

と、話は全く変わるが、今日は『節分』と聞いて、朝から少々混乱した。「あれっ?節分って2月3日では??」調べてみたところ、節分が2月3日を外れるのは昭和59年以来だという。
「僕は昭和58年生まれなので、知らなくて当然か。」とも思ったが、よくよく考えると『二十四節気』の一つである立春に由来する節分(節分は立春の前日)が動かないと思ってたのがおかしい。春分の日や秋分の日は毎年変わるものだと思っていたのになぜ節分だけは固定だと思い込んでいたのだろう…
地球は正確に365日で太陽の周りを1周(公転)してるわけではない。実際には1年で6時間程度の誤差が生じる。それを4年分足し合わせて24時間。4年に一回の「うるう年」で調整している。それでも誤差が生じるので、正確には100年に一回うるう年をナシにして、400年に一回はアリにして対応している。そこまで知ってて、それでも「節分=2月3日」と思い込んでいた。やはり思い込みというのは恐ろしい・・・
ちょうど節分の今頃、入試の差し迫った時期になると、不思議なことに「残り日数も少ないし、もう勉強してもしょうがない。どうせ上がらない。」と手を緩めだす子が例年現れる。どんな勘違いやねん…必死に走ってきたのにゴールの10m前で足を緩めて台無しにしてしまうのか。もはやゴール直前、疲れもピークだろうし弛む気持ちも分からなくはないが、そんな油断の鬼を心の中に飼ってはいけない。全集中で「鬼は外!」
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