中2生の数学は、難関「証明」と絶賛格闘中なのだが、この単元に関しては、問題難易度と共に、コチラ側の採点基準を臨機応変に変えていく方が仕上がりがいい気がする。
最初はザックリとした流れが分かる形で書ければ十分。大雑把な流れと書くことへの恐怖心を拭うことに重点を置いて、あまり細かいことには突っ込まない。とにかく粗が目立とうが書き進められることを評価する。そうやって書き進めることが自然にできるようになったら、そこから細かいところを詰めていけばいい。
正直、ココって採点基準がすごく難しい。かなり事細かにかかないと点数くれない先生もいれば、大雑把でもOKって先生もいるし、自分が教えた通りの書き方で無いとダメって先生もいる。どこに基準を置くかで〇が△にも×にもなる。おおよそは教科書の記述に沿って教えるが、「基本的に相手に伝わるように書くという大原則を外さなければいい。」ということは強調する。
基準がぶれるというのは、本来良いことでは無いと思うが、かといって一番厳しい先生の基準にのみフォーカスして、その基準を守らせるのもまた違う気がするんだよね。ここって自由度が高いゆえに難しい単元なのだと思うんだけど、それを「自分が教えた書き方しか許さん」ってやっちゃうと、それはココで学ぶべきことが学べないんじゃないかな。一番の習得課題は、「論理だてて説明できること」なんだと思う。だとすると、数学的な言葉遣いやら形式ってのは、些末なことだよね。そこにこだわり過ぎるあまり、子供たちが縮こまって筆が進まないってのは、よろしくない。
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