模試結果が返ってきた

この記事は約3分で読めます。

中3生に夏期講習終わりに受験してもらった模試結果が返ってきました。

結果は、まあボチボチですね。今年はコロナの影響で、受験者数も控えめですし、試験範囲が狭まってしまったりしてるので、例年通りに見るのはどうなのかなぁなんて思ってますが、その範囲が狭まったせいなのか、例年以上に明確に結果に出ちゃったことも見つけちゃいました。

学校の定期テストだと、普段教えてるこちらの感触以上の結果が出ることも少なくないんですが、そこのズレが見事に修正された結果になってましたね。定期テストの直前に力技で詰め込んじゃうタイプの勉強をしてる子は、こういう模試のような範囲の広いテストでは対応できません。今回はテスト範囲が中2の終わりまでと少々前のところで切られちゃったことで、それがモロに結果に出ちゃった感じですね。

真面目だからテスト前はきっちり勉強して結果を出さなきゃいけないと思ってやってるタイプなんですが、いかんせん日頃の授業中に理解しようとか、昨日書いた理屈を考えたりすることはあまりせずに、とにかく答えや答えを求める手順だけを覚えて対応しようとする気配の見え隠れする子達が軒並み芳しくない結果になってました。逆にこの子の実力なら、もっと定期テストでガッツリ点数取れてもおかしくないのにな、テスト前の詰めがあまいんやろなって感じの子は、きっちり結果を出してるようです。

何が言いたいかと言うとですね、範囲の狭い定期テスト程度なら、実力にお化粧して結果をよく見せることができちゃうってことなんですね。テスト前に『盛る』ことができるんですよ。ただ、コレには欠点があって、実力は伴ってませんから、文字通り化けの皮は剥がれちゃうんですね。だから普段から理解に努めておかなきゃいけないんですが、まあね、理解してなくったって手順覚えて点数取れちゃうんだから、それを言ってもなかなか分かってくれませんし、きっと本人にその自覚は無いんですよね。本人的には、テスト前に一生懸命努力して結果を出してる、むしろ褒められるべき行為だと思ってることだと思います。そこは別にいいんですよ。問題なのは普段の行いの方。(これはあくまでも指導者としての感触ですよ。彼らの脳内を覗き見ることはできないんで、普段の様子から見て取れるもので書いてます。)今回パッとしない結果だった子達って、普段の授業の聞き方がヘタクソなんですよね。全く聞いてないようには見えませんが、だからと言って、頭がはたらいてるようには見えないんですよね。面白い話をしても、難しい話をしても、大事だと言っても、怒りながら話しても、笑いながら話しても、どんな内容を話しても、どう話しても、あまり反応が無いんですよ。全くないとは言いませんが反応が薄い。自分事として、想像したり考えたりしながら話を聞いてると、もう少し反応があるのかなぁと思うんですがね。そして、問題演習の時には、何かというと例題のマネをして間違うんですよね。いや、真似ること自体は悪くは無いんですが、例題と今解いてる問題との共通点や相違点なんてまるで考えてる気配がないんですよね。ただ真似ただけ。だからサクサク進んでるかと思ったら突拍子もない間違え方したりするんですよ。

ごく普通の公立中にいると、なかなかこういうことって気付けないと思うんですよね。今回の結果は、彼らにそういう事実を伝えるには良かったのかなと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました