勉強って一進一退。いや、勉強に限らずなんでもそうなのかな。
「覚えたー!」って喜んだのも束の間、2,3日経つと「あれ?何だっけ?」となっちゃう。 「できるようになったー!」って喜んだのも束の間、ちょっと問題イジられると「ぐぬぬぬぬ・・・」となっちゃう。成果が出るようで簡単には出ない。
ちょっとできたからって調子に乗って、止まっちゃいけない。完全に定着するには、本当に実力とするには、もっともっと時間がかかる。定期テスト前だけ猛烈に勉強して成績を上げたところで、それはドーピングみたいなもんで本当の実力と呼べるような状態じゃない。だから、テストが終わっても続けなきゃ。せっかくテストに向けて勉強することが習慣化されかけたところで止めちゃもったいない。理想はね、普段通りでテストに臨むことなの。でも、それは誰にでもできるような簡単な事では無いから、テスト前だけ一時的に出力を上げるの。終わったらエンジン切っていい訳じゃない。最低でもアイドリング。15分でも30分でもいいから毎日続けなきゃ。
ちょっとできたからって調子に乗って、手を抜いちゃいけない。塾で聞いて(学校で聞いて)分かったつもりでも、本当に理解できてるか分からない。自分の理解が本当に正しいのか、2回目の学校の(塾の)授業を使ってチェックすりゃあいいじゃないの。せっかくの復習のチャンスは使わなきゃ。できてるからって最初の内から色々省いちゃいけない。まずは基本に忠実に。1問1問確認するつもりで、図やグラフを描いたり、主語動詞をチェックしたりしなきゃ。今キミが解いてるのレベル1の問題よ。後々やってくるレベル10の問題をクリアするための練習なんだからできて当たり前。ここでミッチリ確認して応用に備えるのよ。レベル1でやってなかったことがレベル10でイキナリやれるわけないでしょう。
まあ、これは指導する側にも言えるわけで…
ちょっと授業が上手くいったからって油断しちゃイカンね。1週間も経てば、生徒の頭の中からキレイサッパリ無くなってることだってある。 ちょっと叱って改善されたからって油断しちゃイカンね。誰だって叱られたらその場は行動を改めるもの。でも、心にちゃんと届いて理解できてなきゃ、その内段々と元に戻っていく。上手く言ってるように見えても確認を怠らない。今は出来てても言い続ける。
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