日々の小さなことから差がつくと思ふ

この記事は約3分で読めます。

 問題演習時によく見る光景→『解答集を探すのに手間取る』

 カバンの中をガサガサ答えを探してる子。だいたい同じ子が同じように探し出すまでに時間かかるんだよね。いっつもテキストに挟んどけば、探す必要なんて一切無いんだけど、それをやんない。「自分でマルつけて~。」と言う度なんで、数十、数百回とやってきてるハズなんだけど、毎回カバンをあさってますね。

 こういう日々の小さなことで差がついてると思うんです。

 毎回答えを探してる時間って無駄でしょ?1回1回は、ほんの数十秒だったり数分だったりするかもしれんケド、それも積み重なれば相当な時間。無駄にしてるって感覚は持った方がいいよね。

 何より感じるのは、その毎回探さなきゃ見つからないってことを、手間に思わないのかなってこと。仮に手間に思ってるのなら、どうにかできないのか考えないのかなって。時間の無駄以上に、これって凄く大事なことだと思うんですよ。机に向かって行う「ザ・勉強」の場面でつく差よりも、普段の生活の中での物事の捉え方や考える習慣でつく差の方が大きいんじゃないかって思ってます。

 最初はカバンの中を探してた子でも、テキストに挟むようになったり、ファイルで答えだけを一元管理するようになったり、何も言わなくても進化していく子も、当然いるんだよ。特にこちらから何かを言うわけではないので、そういう子達は自分自身で考えたわけですよ。この例に関して言えば、凄く簡単な話ですけど、そうは言っても、日々の業務の中で、自ら問題点を把握し、解決方法を考え出したんですよね。あえて「業務」と書きましたけど、これって大人になったら仕事中でもごく普通に行うことでしょ?そして、学習の中でも必要な事なんですよ。

 典型的な勉強が苦手な子って、間違いに執着しないんですよね。いや、まあ誰だってバツがつくのは嫌な事でしょうし、怒られたりしたこともあったりすれば、見たくないと目を逸らすのも分からなくは無いんですが、そこを自分の問題点と捉えて、解決策を考えるしかないんですよね。そこから目を逸らしてるうちは伸びっこない。逆に勉強得意な子はバツに執着する子が多いですね。たった1つの間違いを見過ごさずに食らいつくんですよ。日頃のそういう考え方や行動が、結果に表れてるなと。

 問題点を問題点と感じるか、解決したいと思えるか。具体的にどうやったら解決できるのかを考えるか。こういうのを、いつもいつも指摘されて初めて気付いたり考えたりしてるようじゃダメだと思う。大人は誰だって一人は思い浮かぶんじゃないかな。コレって典型的な「仕事できない人」だよね。逆にこういうことが自然とできてる大人も、最初っからできてたわけじゃないと思うんだ。成長していく過程でどっかで気付いて意識するようになって、身についたんだよね。それが早いか遅いかの差はあると思うケド。そんで、身につけるのなら早い方がいいと思うんだ。何事にも生かせる、凄く汎用性の高い能力だから。

 自然と考える習慣のある子はいいが、無い子は意識して考えるようにした方がいい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました