無知の知

この記事は約2分で読めます。

 『無知の知』古代ギリシャの哲学者ソクラテスの有名な言葉ですね。Wikipedia先生より引用すると

他人の無知を指摘することは簡単であるが、言うまでもなく人間は世界のすべてを知ることはできない。ギリシアの哲学者ソクラテスは当時、知恵者と評判の人物との対話を通して、自分の知識が完全ではないことに気がついている、言い換えれば無知であることを知っている点において、知恵者と自認する相手よりわずかに優れていると考えた。また知らないことを知っていると考えるよりも、知らないことは知らないと考えるほうが優れている、とも考えた。

なお、論語にも「知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす、これ知るなり」という類似した言及がある。しかしこれらは「無知が良い」という意味ではなく、「無知であることを自覚することで、新たな学びを行うことを促進し、その結果無知を克服し成長する」ことを意味する。

 ソクラテスや孔子が言ったことほど崇高なことでは無いかもしれませんが、「自分の分かっていないところを自覚する。」というのは、やはり学びの一歩目だと思います。

 テスト対策中の生徒達の様子を見ていると、自分が分かっていないことに、あまりに無頓着にホイホイ進み過ぎてることが心配でなりません。「問題集の〇ページが終わった」とかそういう基準で勉強を進めることから早く卒業して欲しいですね。

 生徒の皆さんには、再度昨日お話しましたけど、ただひたすらに問題を解き進めるとか、あんまりよくないですよ。提出課題はソレが一番早く仕上がるかもしれませんケド。「本当に分かっているのか」「本当にできるようになったのか」「本当に覚えたのか」そういうことを、逐一確認することを忘れないでくださいね。ビジネスでPDCAサイクルなんてものがありますけど、勉強も同じですよね。間違うこと、理解できていないことがあることを前提として、「確認」がなされる方が健全です。まずはその確認を通して自分の無知な部分を明確化することが大切だと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました