いよいよ今年度一発目の定期テストが近づいてきました。テストが近づいてくると、授業の度に「今、学校じゃどのへんやってるの?」と子供たちに訊きます。この時の反応って、見事なまでに成績を反映したものになりますね。
塾で指導する科目に関しては、せいぜい2日に1回は授業があるわけで、まともに授業聞いてたら、昨日か今日かの話なんで、サラサラと説明できます。仮に口で説明するのが苦手な子でも、教科書見せたりすれば、「ココ!」ってのは言えるわけです。もしくは「今日の授業で〇〇って出てきた!」とかね。
逆に、ウトウトしてたりボーっとしてたり、ちゃんと聴いてるつもりでも何も頭に残ってないような子は、「今、学校じゃどのへんやってるの?」に対し「・・・ん?ココ!いや、コッチ?アレ???」ってな具合。やったようなやってないような…の連続です。そりゃあ、成績は言わずもがな。
ウチの場合は中学生なら週2回の授業が原則。学校だと英数なら週に5回、少なくとも4回はあるハズなので、単純に倍。そこまで大差なく進んでいくので、ペースは塾の方が2倍の速さってことです。丁寧にやれるのがどっちか?答えるまでもなく学校の授業ですよ。生徒たちが躓くだろうなってところを入念にやれるのは学校です。そこは最も疎かにしちゃいけないところでしょう。(まあ、家で一人でもやれるようなズバ抜けた能力をお持ちなら別かもしれませんが…そんな子そうそうお目にかかれませんから。)それに先日も書いたような気がしますが、学校と塾、塾と学校の重ね塗りが効果的なんです。「塾で聞いて分かってる。」なんてみっともないこと言わないでください。ホントにそうなら、ホントに1回聞いただけでサラリと理解できちゃうのなら、塾に通う必要性が無いでしょう。学校の時間をかけた丁寧な授業だけで分からないからこそ塾に通うんでしょうよ。
先の質問や、塾での授業中の様子(取り組み方)を見てて、学校の授業をぞんざいに扱ってるのが透けて見えちゃうような子は、成績がなかなか上がらない原因を自ら白状してるようなものです。
学校の先生でなく、塾の講師が「学校の授業が一番大事」って書いてる意味分かりますか?自分でやってんだからホントは「塾の授業が一番大事」って書きたいですよ。「学校の授業が一番大事」なんて書けば、まるで自分が能無しみたいでしょ。それでも伝えたいことなんですよ。それくらいに学校の授業は大事です。ちょっとでも成績上げたいと思うのなら、ちゃんと参加してください。(あっ、もちろん塾の授業で十分。学校の授業なんていらん。俺はそれ位の品質の授業をやってる。って塾講師の方もいらっしゃると思います。あくまで僕個人の意見ですから。)
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