いきなりですが問題です。
答えは☟
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いくらなんでも舐めすぎですかね?三角形の面積なんて。
そう!正解は5㎝×4㎝×1/2=10㎠ではありません。図をかいてもらえばわかりますが、5㎝の辺ABと4㎝の辺BCは直角を挟んだ辺ではありませんので、底辺と高さにはなりえません。正しい答えは、『三平方の定理』の使わないと出せません。
いきなり問題を出されて、疑ってかかれば引っかかることもないかもしれませんが、問題集などを解いていると、案外こういう単純な読み違いや勘違いで間違える生徒は多くいます。
問題文を読んで、頭の中に思い描き、情報を整理して問題を解くのって、脳ミソに結構な負荷がかかるんですね。だから、さほど難しくない問題でも、図や表、グラフなどにして情報整理をしないと間違えてしまう。もちろん適当に読んでるってのもありますが、何度読み返して解きなおしても間違える→図をかく→アッサリ正解なんてことも日常的に起こります。読めてない(読んでない)訳ではなく、情報が上手く整理できてないんですね。実際に、同じ問題でも問題の図やグラフを削除しただけで、正答率はグンと下がります。
ただ、図やグラフ、表をかけばいい「ダケ」の話なんですが、なかなかかかない子が多いんですよね。間違っても間違っても頑なにかかない子もいます。面倒なんですかね…間違って解きなおす方がよっぽど面倒だと思うんですけどね。
子供向けの小説なんかだと、ビッシリ文字ばかりじゃなく、要所要所で挿絵が入ってますよね?幼児向けの本は例外なく絵本です。そして、最近じゃ大人向けの本だって「マンガで解説」ってシリーズが次々と出てますね。
人間の脳は、ただ文字情報よりも図や表の方が入って来やすいんですよね。当然ですね。小説を読むにしても、頭の中では、その場面を想像してますよね。文字で読んだものを頭の中で映像化、画像化してるんですよね。そういった行為を補助してるのが、挿絵でありマンガなんですよね。同じように勉強中だって、図表を実際のノートの上にかくことで、脳の負担を減らすことができるんですよ。
図表をかかずに間違えるってのは、現状の自分の脳ミソだと情報を処理しきれてないってことですよ。そこで負荷がかかり過ぎてるんですよ。改善案は1つしかありませんね。かくことですよ。普段からコツコツかいてれば、そのうち、そういうデータが蓄積され脳内で処理できるようになります。面倒がらずに、まずはかきましょうね。
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