副産物

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 公立学校の休校が始まって早3週間。佐賀はそのまま春休み突入(24日終了式のみ)が決まっちゃいましたので、学校が始まるのは早くても4月の第2週。あと3週間くらいは、この生活が続くんですね。

 昨日が一旦学校だったので、今日の午前中の中学生が宿題の話なんかしてましたけど、やってない子多かったみたいですね。やってるにしても、効果のあるようなやり方をした子は1割いるかな?って感じでしょうね。こういうことがあると、改めて宿題ってやっぱり難しいと思いますね。出す側がどんな意図を持って出したとしても、やる側がその意図を一切汲む気が無ければ、それで全く無意味ですからね。「無いよりマシ」って言われる方もいらっしゃいますが、あっても無くてもたぶん変わらないですね。それに加え今回は急な休校措置だったので、出す側の準備も追いつかず若干適当気味…先生たちも立場上出さざるを得なかったが本音なんじゃないですかね。自分で考えて動ける子と、そうでない子の差は確実に広がったでしょうね。

 まあ、悲観的な話ばっかりしてもしょうがないので、今回の休校の副産物的ないいことを今日は少し書いてみようかなと思います。

 普段の長期休みの時って、中学生たちは学校が休みとはいえ、部活に追われてる訳ですよね。この2、3年こそ、酷暑による熱中症なんかの影響で、時短に舵が切られてますが、少し前なら朝9時から夕方5時6時までなんてザラでした。それを考えれば、中学生にこんなに自由な時間を与えられたことって今まで無いんじゃないですかね。巷では、動画やマンガの無料配信が行われたり、歴史本の売り上げが何倍になってるとか、勉強からは少し逸れるかもしれませんが、そういう文化的なことにガッツリ時間を費やすってのは、悪いことじゃないですよね。普段はなかなかできないんで有効に時間を使って欲しいなと思います。

 それと、この休校期間中、学校も部活も無いのにわざわざ夜遅い時間帯に来てもらう必要性は全くないので、中学生の授業を午前中に移してやってたんですが、そうなると僕も夜の時間が空くんですよね。いつもは23時、24時頃家に帰るんで、我が子に関しては寝顔を見るだけだったものが、ここ最近は毎日一緒にお風呂に入ったり、食卓を囲んだりできてるんですよね。年に数回1週間くらいはそんな期間もありますけど、こんなに長期間に渡って、そういう生活が続くのって、子供が生まれて初めてなんですよね。子供たちも最初の頃は「パパ、何でこんなに早いの?」って反応だったものが、ここ最近は当たり前になりましたね。

 それと同じことが、きっと生徒たちの家庭でも起こってるんじゃないのかなって思うんです。今までだったら部活が終わって遅くに帰ってきて、バタバタと風呂と食事を済ませ、塾に向かう…家族の団欒なんてあったもんじゃない生活だったのかなぁと。「塾」は子供たちの団欒の時間を奪う側なんでね、なんだか無性に申し訳なくも思っちゃいましたね。とは言っても、学校が始まれば夜の時間帯しか時間確保は難しく、変更のしようは無いんですけど。

 小中学生には(高校生も)、この休校中にたくさんの時間を家族と過ごして欲しいですね。ご飯食べ終わったらすぐに自分の部屋に引っ込んだりせず、たまにはリビングで家族でトランプやったりオセロやったり、そんなのもいいんじゃないですかね。

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