今回の学年末対策、初日だか2日目だかに来てた子全員に小さめのふせんを配った。「問題集やって間違った問題にふせんを貼っておけば、あとで復習しやすいよね。」と一言添えて。
結果は…大半の子はその日限りになってたな。まあ、自分でその有用性を感じることもなく、「指示されたから」と続けることには意味が無いと思ってるんで、何も言わなかった。また、次のテストの時にでも渡してみる。
でも、1人の子は違った。僕が渡したふせんは小さく細いものだったんだけど、大きな広いふせんを自分で持って来て、そこに間違った問題や再度やるつもりのページ数や問題番号を書き出し始めた。別のふせんには、覚えるべき言葉とかその説明をツラツラと書き出す。なるほどなぁ。ふせんって貼って使うもんだって思い込んでたけど、彼女にとって筆箱に入れて持ち運べる小さなノートだったんだ。間違った個所に関しては、問題集に直接貼ってた方が見つけやすいし時短できるかなとは思ったけど、彼女なりの意図が何かあるんだろう。
その良し悪しは個人個人合う合わないもあるし、やってみてやりにくければ改善していけばいいダケ。大事なのは、そうやって自分なりに考えて工夫していくことだよね。それだけ勉強に対して真摯に向き合って努力できるんだったら、何も心配はいらないでしょ。
そんなもんは存在しないと思ってるけど、仮に万人に合う無敵の勉強法があったとしても、その効果効能も分からずマネしてる間は、きっと無敵の効果は生まれないと思う。逆に自分で考えに考えて編み出した方法なら、多少効率の悪いところがあっても、効果は生まれやすいんじゃないかな。1発でビタっとベストな方法に辿り着くことなんか無いんだから試行錯誤すればいい。こういう経験こそ社会に出て生きるんじゃないかな。
コメント