財産を消すな

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子供たちが勉強してるのを見てると、とにかく何でも消しちゃう子ってのが、たまにいる。たまにとは書いたけど学年に1人2人はいる印象かな。

筆算も途中計算も図やグラフに書き込んだものも、自分の間違ったものも、ぜーんぶ消しちゃう。それはアカン。

勉強してて紙の上に出てきたものは一切消さない方がイイ。だってソレってキミの思考を辿るための地図みたいなもんでしょ。それが消えて無くなっちゃうと、どこをどう考えて、どこで間違ったか何も分からなくなる。

最初から全部正しい道を進めるんだったら、そんなもんやる意味はない。そして、間違え方から学ばなきゃいけない。間違っては戻って道を修正していく。それが勉強だろう。いや、勉強だけじゃない。スポーツだって芸術だって、仕事だってそうだ。失敗しながら修正をかけて成長していく。

間違え方や躓き方って人それぞれ違うものだから、その途中過程は君だけの特別な参考書になりうるもの。言わば君だけの財産。そりゃあ、間違いを無かったことにしてしまいたい気持ちは分からなくは無いけど、それはただの誤魔化しに過ぎない。そんなことしても成長はしない。まずは自分の間違いと向き合うこと。

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