とある方がTwitterに書かれてたんですが、私立高校の無償化(世帯年収に応じての補助)って、案外マイナスが大きいような気がしてます。
というのは、私立専願を選んで早々に受験を終える子が増えてるんですよね。各中学校でもそれを勧める先生が増えた気がします(これは感覚的にですが)。佐賀県だと近年、定員割れの県立高が半数近くになってます。コレってヘタをすれば受験すれば受かっちゃうってこと。そこへ私立専願で1月半ばには受験を終えた同級生も数多くいる。それって勉強しなくていいって言ってるようなもんでしょ。
実業高校に行く子は、大学受験をする可能性も低く、下手すると人生で一番勉強するのが高校受験になる可能性も低くありません。でも私立専願ってそういう子の勉強する機会を奪ってしまうんですよね。ウチの過去の生徒で言うと、一番成績が上がるのって中3の1月2月3月の受験前なんですよ。やっぱり本人の真剣さ、必死さが違いますからね。ここでさえ勉強しなかった子が残りの人生で勉強する機会があるのかって言われると、無いんじゃないかなと思うんです。
もちろん、勉強だけが全てではないので、他のことに打ち込んでもいいんですけど、勉強ってやって損はないでしょ?特に義務教育下で習うことって、基本的には日本人として生きていく上での最低限だと思うんですよ。いや、それさえも知らない大人だってわんさかいるので(その証拠に多くのクイズ番組で取り扱われる問題って小中学校レベルですよね)、必要条件ではないんですが、せめてその程度は知って欲しいなと思います。
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