中3生には受験が、中1生、中2生には学年末テストが迫ってきました。まだまだ、塾や宿題の使い方のヘタクソな子が多いので、今日はそのことについて書きたいと思います。
まずは塾について。1人で勉強するってシンドイですよね?これは個人的な感覚ですけど、1人で自学自習が難なくこなせるというのはかなりレベルの高いことで、佐賀だと西高に行ける子達でどうにかなるかなというぐらいのこと、致遠館や北高、小城あたりを狙う子だと少々難しいかなという気がしてます。
何が難しいかと言えば、①自分が今やるべきことを絞ること②疑問を解決すること。ザックリと言えばこの2点です。これは勉強に限らずですが、何をやるにしても指導者の大きな役割って、この2点じゃないでしょうか。
子供たちが考える正しい勉強ってズレてることの方が多いです。ソレを続けても伸びない(伸びにくい)と思えるようなことを平気でやってます。ウチの場合、定期テスト前の自習時間がそれを確認してアドバイスするための重要な時間になってますが、もっと自習してるのを見せてくれれば詳細なアドバイスもできるかなぁと思うんですよね。
それに、解答解説を見て「ふーん。そうなんだ。」って済ませちゃう子少なくありません。ソレって勉強になってませんからね。この傾向って自宅だとより顕著なんじゃないでしょうか。文字情報として解答解説に書いてあるのをただ読むだけってのと、目の前に指導者がいて対話しながら疑問点の解消にあたるのって天と地ほどの差があると思うんですけど、上手に使ってくれる子って少ないですね。
塾に限らず、学校もそうだと思うんですけど、基本的には使ってナンボなんですよね。一律に皆に与えられることって限りがありますから、率先して動く子にだけプラスアルファでできることって多いと思うんです。
「この宿題意味ねー。」って言ってる子をたまに見かけます。確かに見てると効果薄いだろうなと思える宿題もあるんですよね。しかし、それもやる人間次第で効果を高めることはできると思いますよ。例えば、漢字の書き取りとか。今は中学生にも毎日課されるのが定番みたいになってますが、あんなもの手本を見て右から左に写してるうちは、キレイに書けるようにはなっても、覚えらんないですよ。どうせなら、まあ1回目は見て書き写すにしても、2回目以降は、先にふりがな、送り仮名だけ書いて、テストにしちゃえばいいじゃんって思うんです。それ毎日やったらさすがに覚えませんかね?自学ノートにしても埋めることが目的化された時点で効果ナシでしょう。暗記系なら教科書写すんじゃなくて、教科書読んで頭に入れてから何も見ずにまとめてみるとか、問題演習系なら授業なりで事前にやって間違ったところだけピンポイントでやったりとか。工夫次第でかなり効果の高い勉強に昇華できると思うんですよ。陰でウダウダ文句言ってても何も変りませんからね。
昔からナントカとハサミは使いようなんて言いますけど、塾だって宿題だって、要するに何にしても使い方次第で薬にも毒にもなるんですよね。某県では条例でゲーム禁止とか言ってますが、ゲームだって使いようでしょう。お上の権力で一律に禁止すりゃいいもんでは無いと思うんですけどね。
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