何故やるか、何故やらないか。

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 宿題だからやる。提出物だからやる。テスト前だからやる。

 部活で疲れたからやらない。ちょっとダルいからやらない。

 

 勉強できる子を見てればよく分かります。彼らには☝に書いたようなものがほとんどないんですよ。 定期テスト前には、提出義務があろうがなかろうが、とにかく学校で配布された問題集は全て終わらせてます。提出義務のあるものだけ終わらせて「勉強終わった!」なんて言いません。自習に来るのは毎日。テスト前だけ登場する「ニワカ」じゃないんですよ。
 部活の練習試合、運動会の練習、私立入試…何があっても休まない。いや、もちろんそれで体調崩しちゃ意味がないので線引きの難しさはあるんですが、休みの多い子はやはり遅れがち。体の強さは人それぞれですから一概に言えない難しい部分ではあるんですが、休むことに対するハードルの高さは、かなり個人差を感じます。正直「えっ?それだけで??」っていう休みはありますもんね。

 例えば、朝起きて歯磨きするのにいちいち理由なんて考えますか?「今日は〇〇だから、よし!歯磨きしよう!」とか「いやぁ△△だし、今日は歯磨き止めとこう。」なんて。何故考えないかって『習慣』だからですね。日々の習慣に理由も何も無いでしょう。やるのが当たり前なこと。やらないという選択肢がないことですよね。結局はコレを作っちゃうのがサイキョーだと思います。

 県立一般まで残り30日ほどになっちゃいましたが、今年はここまで来ても自習室利用のメンバーが安定しません。来る日もあれば来ない日もあるって子が多め。じゃあ、自習に来た日には、その日は塾の自習室じゃなきゃならない何か特別な理由があるのか(例えば自宅でやってて分からないことがあったから質問するために来たとか)と観察してみても、見つからないんですよね。たぶん理由なんて無いんじゃないかな。気分が乗った日は自習に来て、気分が乗らないと来ないとか。いや、僕の目がフシアナ説もあるんで、あんまり大きなことは言えないんですが…

 でも、そういうメンバーの中、何があっても何も無くても毎日来てる子達は、やっぱり強いんですよ。成績が確実に上がってます。もう完全に習慣化されて自習に来ない方がむず痒い感じでしょう。

 低学年の内から、毎日自習に来いとは言いませんが、例えば授業日とは別にプラス1日、「月曜日は自習の日」みたいなところから始めてもいいでしょうし、自宅学習にしても宿題+30分くらいからでいいと思うんです。今は中学生でもかなり宿題の分量が多いんで、その宿題に目的意識を持って臨むだけでもかなり違うと思います。「終わらせること」が目的化されてしまった宿題なんてやるだけ無駄なんで。宿題をやる前に内容を見て、「興味につけること」を目標として一つ考えてからスタートする習慣とか良いんじゃないですかね。自学ノートなんて、ほとんどの子にとって「いかに楽して埋めるか」か、もしくは「いかにキレイに仕上げるか」しか身についてないでしょ(涙)アレ活用出来たら本来は凄く良いものなだけにもったいないですよ。

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