一昨日は、中3生最後の模試でした。

模試の限らず「テスト」の類を受験するそもそもの目的は「現状把握」ですね。今現在の自分の立ち位置を知ることが大きな目的です。ただ、受験の雰囲気を味わえる練習試合のようなもんでもあると思うんです。だから、ウチは基本的には中3の模試は会場受験を選択してます。やっぱコレだけの人数(あと2教室?3教室?使ってた)が一堂に会して、受験するって経験、貴重ですよね。知らん人ばっかやし。
「机の上に出せるのは筆記具のみです。筆箱はしまってください。鉛筆や消しゴムを落とした場合は、自分で拾わず静かに手を上げてください。」なんて普段の定期テストじゃ言われんでしょ?

受験の時消しゴム落としたらどうしよう…知らん試験監督に「落としたから拾ってください。」って言えるかな?念のため2個持っていこう。
なんて、想定もできますよね。
そして昨日は模試の解説。生徒たちが開いた問題や解答解説を覗いてみると、既に自分で復習したんでしょうね。マーカーで線が引いてあったり書き込みがあったり。他にも自己採点の後が見えたり。3回目の模試にして成長が窺えます。まあ、「何もしてません」って自信満々の子もいますけどね(涙)
わざわざ5時間もかけて模試受けたんですから、結果見て一喜一憂だけじゃもったいないですよ。受験し終わってからいかに活用するかが成長のカギですね。「模擬試験」の名前の通り、佐賀県立高校の入試を模して作ってある試験です。入試に比べりゃ若干粗さの目立つものの、出題の傾向なんかはかなり似せて作られてます。この模試でできてないことは、今のままなら本番でもできないでしょう。それをどう埋めていくのか、そこが勝負ですよね。この辺りの詰めの甘い子は、やっぱり点数もそんな感じだし、しっかりしてる子は成長速度が速いんですよね。これまで開いてた穴が着実に埋まっていってる印象。
先にも書いた通り模試って現状把握が主目的なんですが、その主目的だけで終わっちゃうのはもったいない。結果見て一喜一憂するだけって子は、まさに主目的だけ味わってる状態。受験の雰囲気を経験し、本番を想定しておく。自分の弱点補強に目一杯活用する。そういうことで自分が得られるものを2倍3倍にしていけるものじゃないでしょうか。
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