毎年恒例の過去問

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 昨日の授業で中3生に塾内では初めて県立過去問を解いてもらった。昨日は数学だけしかできなかったので、残り4科目は今日実施予定。コレ、冬期講習の序盤で毎年恒例にしている。

 この5年間は、ほぼ同じ日程で同じ年の過去問を解いてもらってる。卒業生との比較で、自分の立ち位置を確認してもらうため。ただ、6年も続けりゃさすがに過去問が古くなってくる。この年の過去問使うのも今年で最後にしようかな。古いヤツは毎年毎年の傾向の変化やら、指導要領の変更やらがあるんで少しずつズレてきちゃうのよね。
 これから先の受験直前の2か月ちょっとは、生徒たちが一番伸びる時期。だから実施日程が2週間も違うとまるで違う結果になってしまったりする。比較しづらいんだよなぁ・・・どっちを取るかって結構難しい問題だったりする。

 科目ごとの平均点などは公表されてるので、別に卒業生のデータに頼らなくてもいいんだけど、大問ごとの平均点とかそういう細かい情報は卒業生のデータを頼りにしてるからなぁ。

 

 あっコレ、受験生には特に分かっておいて欲しいんだけど、データをしっかり活用して欲しい。学校のテスト結果にしても、この塾での過去問にしてもね。これから先段々と焦りも出てくると思うんだけど、勢いだけで突き進んでも遠回りになっちゃったり、その時の自分には不必要な事だったりもあるからね。
 例えば「社会が苦手」って認識でいる子も細かく分析すれば歴史は取るべきところは取れていたりすることもあるのよ。もしそうなら地理や公民に手厚く時間かけた方が伸びる可能性は高くなるよね。数学なら「図形が苦手」とかっていう子多いけど、図形の大問5番は、そもそも正答率が例年低い。実際には西とか致遠とか北とか受ける子達には大いに関係あっても、そんなに点数必要ない学校だとソコで差はついてなかったりする。大問ごとに平均点が分かれば、自分の弱点も見つけやすい。
 極端な話、佐賀の県立高校で2倍を超える倍率がつくことは非常に少ないわけだから、その学校の平均点取って落ちるって考え難い。それって皆が取ってるところ(正答率50%以上)を確実に取れるようになればいいってこと。難問は無理する必要はない。逆に言うとみんなが取ってる問題を落としてるとキツイ。復習はココがメインだよね。意地でもマスターしていかなきゃいけないところ。こういう濃淡のついた学習を心がけて欲しい。

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