今日も引き続き。そして昨日と共通するところのある話なのだが…
提出課題が終わればテスト勉強終了ではない
「もう全部終わったんで、やることありません。」テスト対策も終盤ともなれば、こんな声が漏れ聞こえてくる。不思議なことにコレを言う子というのは、成績はイマイチなことが多い。
テスト勉強が終わるとは、100点取る準備ができたということでなきゃおかしい。いや、多少ミスもあるだろうし、問題が難しいこともあるので、全てが本当に100点取れるわけでは無いのだが、それでも90点は最低でも確保できるレベルがテスト勉強が終わったなんだと思う。
仮に提出課題が終わったとしても、できることが増えてなければ意味がない。課題を終わらせること自体には何の意味もない。課題を通していかにできることを増やすか、課題を通していかに自分を賢くしていくか、これが本来の目的のハズ。この辺りの目標がズレているからこその、上記の発言なのだと思う。
あくまでも一般的にだが、成績のいい子の方が、同じ問題を繰り返し解いている。同じページ、同じプリントを繰り返す。要は一回じゃ全てできるようにならないということだ。よくよく考えれば当たり前のことで、一回でできるようになるのなら、学校と塾とで2回も授業を受け(しかも最近)、それなりに問題も解いてきたであろう単元がメインの定期テストで、わざわざ特別に勉強なんて必要ないではないか。それができないから、苦労しているし、皆テスト前に勉強するのだ。そして上位の子ほど、その事実としっかりと向き合っている。
できるようなったか、覚えたか、理解できたか、そういったことが指標となって考えなくてはいけないのだ。そのためのお手軽な方法が「小テスト」である。テスト勉強の中に自分で勝手に小テストを組み込んでいけば、取りこぼしは防げる。
付け加えると、問題集やプリントを解く際には、2回目3回目があることを前提に準備をしておくといい。2回目は解答欄を隠すなら隠しやすいように書いておけばいいし、間違ったものは、問題の方にチェックを入れておけば、わざわざ最初からできるものをやらずに済む。この辺も勉強を進めている途中で思いついて、そこから前に書いていてものを消してみたり、赤シート用にオレンジで書き換えたり、最初から間違えたものにチェックしていたっり、作業に手間取って時間をロスしている子をチョイチョイ見かける。本人は、当然勉強してるつもりなのだが、その時間では頭は、ちっともよくならない。時間を無駄にしてると気付かなくてはいけない。
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